「水俣病を生み出したチッソの技術」
-チッソがメチル水銀を生成、貯留、排出して惨事に至ったすべての経緯-
1.実施
(1)講師
岡本達明様
(元チッソ水俣工場第一組合委員長、「聞書水俣民衆史」他著作多数)
(2)講演会内容
チッソ株式会社水俣工場、アセトアルデヒド工場から排出されたメチル水銀が水俣病の原因物質であることは,すでに広く知られています。しかし、当時、そのアルデヒド工場からどのようにメチル水銀が生成され、それが工場内を移動し,貯留され,水俣湾に放出され,生物循環を経て,人々が摂取することになったかについてはほとんど解明されていませんでした。岡本氏および西村肇教授(東大工学部)は相協力してこの困難な問題に取り組み、2001年に「水俣病の科学」(日本評論社)として発表されました。 そこでは水俣病裁判の場でもあきらかにされなかったアルデヒド製造現場のなまの実体が解明され、のちに地域一帯に大惨事をもたらす行為が、チッソ水俣工場の日常の操業の中で何の躊躇もなく行われていたことが論証されました。
再発させないためには,当時の事実があきらかにされることは第一の条件です。水俣病の被害はまだまだ続いており、救済の手はいまだに意図的にサボタージュされています。あらためて水俣病の技術と科学を,岡本氏に,素人の方にも分かりやすくお話しいただきます。
(3)日時
2017年4月15日(土)10~12時
(4)会場
中央区立環境情報センター
東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン 6階
東京メトロ銀座線「京橋駅」直結
(当日連絡先 090-7173-1351佐藤)
(5)資料代
1000円(当日会場払い)
(6)開催団体
(有)佐藤R&D
岡本達明様
(元チッソ水俣工場第一組合委員長、「聞書水俣民衆史」他著作多数)
(2)講演会内容
チッソ株式会社水俣工場、アセトアルデヒド工場から排出されたメチル水銀が水俣病の原因物質であることは,すでに広く知られています。しかし、当時、そのアルデヒド工場からどのようにメチル水銀が生成され、それが工場内を移動し,貯留され,水俣湾に放出され,生物循環を経て,人々が摂取することになったかについてはほとんど解明されていませんでした。岡本氏および西村肇教授(東大工学部)は相協力してこの困難な問題に取り組み、2001年に「水俣病の科学」(日本評論社)として発表されました。 そこでは水俣病裁判の場でもあきらかにされなかったアルデヒド製造現場のなまの実体が解明され、のちに地域一帯に大惨事をもたらす行為が、チッソ水俣工場の日常の操業の中で何の躊躇もなく行われていたことが論証されました。
再発させないためには,当時の事実があきらかにされることは第一の条件です。水俣病の被害はまだまだ続いており、救済の手はいまだに意図的にサボタージュされています。あらためて水俣病の技術と科学を,岡本氏に,素人の方にも分かりやすくお話しいただきます。
(3)日時
2017年4月15日(土)10~12時
(4)会場
中央区立環境情報センター
東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン 6階
東京メトロ銀座線「京橋駅」直結
(当日連絡先 090-7173-1351佐藤)
(5)資料代
1000円(当日会場払い)
(6)開催団体
(有)佐藤R&D
2.講演プログラム
(1)挨拶 10:00~10:10(2)講演 10:10~11:40
(3)質疑 11:40~12:00
3.連続講演会開催趣旨
過去の開催実績は次の通りです。技術が社会に与える影響を考え、社会が技術そして技術者に期待することを探索してきました。
回数 | 年 | 月 | 日 | 演題 | 講師 | 所属 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2009 |
4 |
25 |
異常気象-それはどのように発生し、技術士はいかに取り組むか | 増田善信 | 元気象研究所 |
2 | 2010 |
4 |
17 |
‘異常気象学’と技術者の役割 | 増田善信 | 元気象研究所 |
3 | 2011 |
6 |
4 |
宇宙物理学者佐藤文隆が説く「職業としての科学」 | 佐藤文隆 | 京都大学名誉教授 |
4 | 2012 |
5 |
12 |
そもそも原発の安全運転は可能なのか | 後藤政志 | APAST理事長 |
5 | 2012 |
6 |
2 |
持続可能エネルギーの展望 | 山下紀明 | 環境エネルギー政策研究所 |
6 | 2012 |
7 |
7 |
縮小社会という新たな社会像 | 松久寛 | 京都大学名誉教授、 (社)縮小社会研究会理事長 |
7 | 2013 |
6 |
22 |
原発の安全性を改めて工学的に考察する | 後藤政志 | APAST理事長 |
8 | 2013 |
7 |
20 |
低線量被爆を考える | 上田昌文 | 市民科学研究室代表理事 |
9 | 2014 |
5 |
17 |
IPCCとその先駆者達 | 佐藤淳 | 読売新聞編集委員 |
10 | 2014 |
6 |
28 |
なぜドイツは脱原発を選べたのか | 川名英之 | 元毎日新聞 |
11 | 2015 |
8 |
30 |
技術の軍事化と安保法制 | 池内了 | 名古屋大学名誉教授、 「九条科学者の会」呼びかけ人 |
12 | 2016 |
10 |
1 |
「自動車の自動運転はほんとうに可能なのか」を考えましょう | 上岡直見 | 環境経済研究所代表、 交通権学会会長 |
4.申し込み
(有)佐藤R&D,技術講演会担当(info@sato-rd.co.jp)まで、下記事項を添えて、メールにてお申し込み下さい。折り返し、聴講券をお届けいたします。(いただいた個人情報は、本セミナー開催のためのみに使用いたします)
-佐藤R&D、第13回技術講演会申込-
(1)住所(都道府県のみ)
(2)氏名(ふりがな)
(3)メールアドレス
メール不可の方は電話にて申し込みください。03-3509-9383(佐藤R&D)。